法(ダンマ)の言葉と情報集

このページには以下の順に、法(ダンマ)の言葉と情報をまとめてあります。

・『ルアンポー・スメードーの法語』

・『慈しみの言葉』

・施本の会へのリンク

・情報リンク集

『ルアンポー・スメードーの法語』


 ルアンポー・スメードー(アチャン・スメードー)師の法語をいくつかご紹介したいと思います。

 これは、師の90歳を記念して発行された『It’s like this』*というタイトルの法語集からの抜粋とその和訳です。2025年1月から3月の日本でのリアルの法話会で引用させたいただいた折、参加者の皆さんに配布できたものです。

 これらの法語は、ルアンポー・スメードー師のまとまった法話から集められたもので、教えの核心が簡潔な形で説かれています。英語の原文はたいへん明晰に語られている一方、日本語の訳はまだまだ改善できる部分もあるかと思いますが、皆さんの学びのサポートとなればと考え、ここに掲載していただくこととしました。


 *(注) そのままの訳としては、「そのようなものである」となるでしょうか。「あるがまま」ということを指し示す言葉として、師の言葉の中によく現れます。

アチャン・ニャーナラトー

『慈しみの言葉』


アチャン・ニャーナラトー師の会の結びによく唱えられている『慈しみの言葉』です。

パーリ語原文の出典は英国アマラーワティー僧院のチャンティングブック(下記参照)、よみがなと日本語訳はニャーナラトー師によるものです。

「慈しみの言葉」Reflection on Universal Well-Being

アマラーワティー・チャンティング・ブック1-p40

以下のリンクからpdfファイルがダウンロードできます。(パーリ語・英語対訳のみ)

https://amaravati.org/dhamma-books/chanting-book/

施本の会

アチャン・ニャーナラトー師のアドバイスを頂きながら、有志がダンマに関する本を施本する活動をしています。

詳細は下記リンクをご参照ください。

施本とは何か

―アチャン・ニャーナラトーからのメッセージ― 「施本」についてお話ししようと思います。  日本では普通、書籍は書店やネット上で価格をつけて販売されるものとして流通していますが、テーラワーダ仏教国では、仏教の教えの本はダンマダーナ(法施)として扱われています。  つまり、特に値段をつけることなく、誰でも希望する人が手に入れることができます。それはダンマ、教えは金銭でやりとりされるものでなく、万人にとっての貴いものであるというとらえ方に基づいています。  その際、法話などの教えを書き下ろすことにはじまって、推敲、編集、装丁、そして印刷・製本や発行(あるいは電子本としての編集の作業)、運搬、保管、事務処理等々、さまざまなプロセスが、多くの人の無償の行為として支えられています。身施(行為による布施)、いわばダンマのボランティアによって成り立っています。  そうして、施本を手にする人も、希望する人は、そのことへの感謝や貢献として喜捨すること、つまり財施を行います。  こうして、施本のあり方全体が、布施(ダーナ)の意味あいをあらためて学ぶ機会にもなっています。商品文化の中では、対価を払ってサービスなり、物品なりを獲得するという関わり方ですが、施本では、身施や財施というダーナ、つまり、与え、分かち合うことを自らの学びとし、そのつながりの輪に参加していくということです。 アチャン・ニャーナラトー

Google Docs

リンク集

アチャン・ニャーナラトー師が所属しているアマラーワティー僧院、またオンラインで見られる師に関する記事などをリンクしています。

アマラーワティー僧院公式YouTubeチャンネルより、アチャン・ニャーナラトー師の動画のリンクです。

上から順に

2020年11月30日の法話「Peace, No Peace, the Same Price」アチャン・チャーの言葉にちなんだお話です。

2022年6月7日の法話「"Patience" - a Word from a Friend」オンライン月例法話会でも触れられた、「忍耐」に関するお話です。

2022年12月22日の法話「Silence – Not Following Becoming」冬至に際して『bhava:バワ、有、becoming』に関するお話です。

2023年6月17日の法話「What Do We Inherit in Ajahn Chah's Tradition?」アチャン・チャー御生誕の日にちなんでのお話です。

2023年12月20日の法話「Bowl and Robes—The Symbols of Refuge」日本の若い友人の晋山式に出席したこと、彼がテーラワーダのお寺で経験したことからお話が始まります。

2024年11月15日の法話「No Hook to the Saṃsāra」日本での雨安居から帰国して、アチャン・ニャーナラトー師が最初に感じた感覚とは何か?

文藝春秋digital2020年12月7日記事

「“京大卒の医師”はなぜ放浪の果てにタイ森林派の僧侶になったのか」

https://bungeishunju.com/n/nb7c781cc17c0

上記、WEBサンガジャパンでニャーナラトー師のご法話の採録が連載されています。

問いとダンマ ~アチャン・ニャーナラトー師法話会の質問より~

https://online.samgha-shinsha.jp/contents/eaa7d8977cde(第一回)

https://online.samgha-shinsha.jp/contents/5de5b702e29a.19047(第二回)

2021年5月10日から5月14日の5日間、ポッドキャスト「Temple Morning Radio」のゲストとして出演されました。聞き手は浄土真宗僧侶、松本紹圭さんです。

上記リンクより録音が聴けます。