12月3日(日)「12月の法話と瞑想の会2023」オンライン
「12月の法話と瞑想の会2023」
英国アマラーワティー僧院に滞在中のアチャン・ニャーナラトー師とオンラインでつながり、月例の「法話と瞑想の会」を開催します。
今月のテーマは、「(私にとって)譲れないこと」です。
師のメッセージをお読みのうえ、テーマに関する思いや質問、師へのご挨拶などありましたら、申込み時のアンケートにお書きください。
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アチャン・ニャーナラトー師からのメッセージ
「私にとって譲れないこと」
イギリスのアマラーワティー僧院に戻って20日近くになりました。
木々も多くは色を変え、落葉も日に日に進んでいきます。気温も明け方には0度にもなります。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今月のテーマの「(私にとって)譲れないこと」ですが、分かりにくい、あるいはあまりピンと来ないと言う方も少なくないかもしれません。
先月のオンラインの会の終わりでお話ししたように、普段温厚な知人が、何かの機会に、たいへんな憤り、苦悩の中にある姿をみて、彼にとっての「譲れないこと」の強い存在をまざまざと実感させられました。そのことが、私たちのもつ「譲れないこと」を省みてみたい、という問いになりました。
「大切なこと」をさらに進めて、「譲れないこと」と表現することで、そこに強さや、深さ、ひょっとして重さがともなうと思うのですが、私たち自身を振り返って、そのようなものがあるのか、あるいはどのようなものがあるのか、と問うてみたいと考えました。
自身のこと、家族、友人や人間関係のこと、世界のこと、あるいは仏教や修行、生き方についてなど、さまざまの範囲で「譲れないこと」「譲れないと感じること」が存在するかと思われます。
それは、頑(かたく)ななこだわり、執着という形で、苦しみの元になることもあるでしょう。一方、この一点は譲らないということで、生活、人生や学びの中で、核、根幹としていることもあると思います。例えば、信条とか、責任とかいった言葉も想起されます。
それらを、ここで意識化、顕在化して、自分の生き方、感じ方、考え方は何に基づき影響されているのかをチェックする機会としたい—— さらには、それは、囚(とら)われ過ぎていないか、偏っていないか、正しい捉え方の中にあるのかどうか——。
ただ、「譲れないこと」「譲れないと感じること」について、その当否、価値の有無、優劣といった判断を追いかけるよりも、そこに出会うもの、その有り様に、あるいは特に何も思い当たらないということも含めて、まずはそのままに、あらためて気づき自覚する機会にしていただければと思っています。
今月も皆さんのお声、コメントをいただければたいへんありがたく思います。 ────────────────────────────
日時
2023年12月3日(日)
15:30〜18:30 (途中休憩あり、最大延長19:00まで)
会場
zoom(オンライン)
内容
法話、瞑想実践など
参加費
無料
詳細、申し込み、問い合わせ
https://www.kokuchpro.com/event/0d5ad89e2cbd54599d1249185b79a42c/
ニャーナラトー師「12月の法話と瞑想の会2023 2023年12月3日 - こくちーずプロ
主催
「法話と瞑想の会」事務局
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