8月3日(日)「8月の法話と瞑想の会2025 平和 〜尊く、かけがえのないもの」オンライン

英国アマラーワティー僧院のアチャン・ニャーナラトー師とオンラインでつながり、月例の「法話と瞑想の会」を開催します。

今回のテーマは「平和 〜尊く、かけがえのないもの」です。

師のメッセージをお読みのうえ、テーマに関する思いや質問、師へのご挨拶などありましたら、申し込み時のアンケートにお書きください。 

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アチャン・ニャーナラトー師からのメッセージ
「平和 〜尊く、かけがえのないもの」


広島、長崎に原爆が投下され、そして終戦から80年となる8月を迎えました。

その当時生きていた人も減り、その人たちの経験を聞くことも限られてきました。


私の父は終戦間際に召集され朝鮮半島の南端に行きましたが戦うことはなく、まもなく日本に戻りますが、その途中焼け野が原となっていた広島を列車から見ています。

母は大阪の近郊で暮らしていましたが、10代の女学生時代を戦時中に過ごしました。建物がことごとく破壊されてしまって、大阪の繁華街の真ん中であるミナミが数キロ離れた上本町から何の遮るものもなく見通せたそうです。映画の好きな母でしたが、戦争映画だけは見ませんでした。

先年亡くなられた熱海の仏法学舎の妙光尼様は、母と同じ世代でしたが、東京の大空襲で辺り一面が燃える中、10代の身で、家業であったお店の人たちを率いて、逃げ延びたことを語って下さいました。


皆さんの中で、もし厳しすぎる記憶を思い出させることになっていたら、どうぞ、お許し下さい。 戦争とその時代の記憶が、それを直接経験した人から聞いた話を含めて、遠く、しかし、また同時にどこか深く私たちの中に残っていくように思います。


ここ数年、コロナ禍というかつてない経験をしたかと思うと、ウクライナ、ガザと、戦争が痛ましく続いています。

そんな時間の中、私たちは、疲れ、困り、イライラし、また、不安、心配といった思いに出会うことが少なくありません。怒り、憎悪の感情も然りでしょう。


平和は、尊く、かけがえのないものであると、ひしひしとした実感として思います。

この8月は、その思いに静かに大切にふれたい時だと思います。


日本を訪れる外国人の中でも、広島、長崎を訪問先に選ぶ人たちもたくさんいます。

私も西洋人の友人と広島を訪れましたが、その資料館で、あからさまな歴史、事実を見たその後、外に出て、平和な生活のある美しい街並みに戻る時、その尊さ、かけがえのなさが、ただただ身に沁みました。友人と多くを説明し合う必要はありませんでした。私たち人間の持つ、平和の心、平和への営みが、ありがたく愛おしく思えました。


平和 〜尊く、かけがえのないもの

大切にしたいもの

やさしい心 

おだやかな心

ていねいな心

やわらかい心

にこやかな心

ゆったりとした心

譲り合える心

待つことのできる心

許すことのできる心

(十分ではないかもしれないけれど)我慢できる心

思いやることのできる心


皆さんから、お一人一人の思い、経験、あるいは質問などをいただいて、平和ということをもう一度大切にふりかえり、ご一緒に学ぶ時間となればと考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。


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日時

2024年8月3日(日)

15:30〜18:30 (途中休憩あり、最大延長19:00)

内容

法話、瞑想実践など

参加費

無料

・アクセスに必要なURLは、申込み受付のメールでお伝えします。

【重要】質問やメッセージを書かれる方へ、大切なお願い

・申し込み時の質問やメッセージを後から加筆修正したり、あらたに追加した方は、必ず事務局までご連絡ください。ご連絡がない場合は「こくちーず」のシステムの関係上、申し込み時の状態で師へ伝わることがあります。

・参加の申込みは当日まで受付けていますが、質問(加筆修正も含む)はできれば開催日の3、4日前には記入されると、多忙な師が回答を吟味する時間が比較的持てます。質問をする方は、日にちに余裕を持って申込むことをお勧めします。

申込み、お問合わせ

当日の午前10時まで、申込みを受付けます

https://www.kokuchpro.com/event/c21535a5e8c4e24d873d198b90c30cbe/

ニャーナラトー師「8月の法話と瞑想の会2025 平和 〜尊く、かけがえのないもの」 2025年8月3日 -こくちーずプロ

主催 「法話と瞑想の会」事務局 (受付担当 森竹)