6月1日(日)「6月の法話と瞑想の会2025 欲望 〜限りないもの、私の、そして世界の」 オンライン
英国アマラーワティー僧院のアチャン・ニャーナラトー師とオンラインでつながり、月例の「法話と瞑想の会」を開催します。
今回のテーマは「欲望 〜限りないもの、私の、そして世界の」です。
師のメッセージをお読みのうえ、テーマに関する思いや質問、師へのご挨拶などありましたら、申し込み時のアンケートにお書きください。
……………………………………………………………………………………
アチャン・ニャーナラトー師からのメッセージ
「欲望 〜限りないもの、私の、そして世界の」
「欲望」という、大きな、ひょっとしたら直截的過ぎるテーマを掲げました。
私たちの心はいろいろな内容、出来事を経験するわけですが、今回は「欲望」という切り口で振り返ってみたいと考えました。
欲望という言葉自体が強すぎて、あえて触れるのが怖いような思いに出会うかもしれません。
欲望には、物欲、色欲といったあからさまな言葉が出てきます。あるいは名誉欲も強い衝動をもたらすものでしょう。
そして、世界の有様を考えてみると、対立、混乱、不確実性等があふれる現在ですが、その底流にあるものとしての欲望という視点で見ることもできると思います。例えば、正義や主張、意見の対立、争いといっても、資源、物、富などが、実はその核心にある事柄であり、そこに向かう欲望が、個人、集団、国家を駆り立てているというのもまた事実のように見えます。
私たちの会では、自身や世界の批判や反省、評論、議論をすることになってしまうよりも、私たちの中にあるもの、経験を、欲望という観点で、正直に謙虚に振り返る機会にできればと思います。
一人一人の生き方、経験によって、内容も味わいも多様なものになるかもしれませんが、けっして、自己や他者をいたずらに攻撃、非難するのでなく、それこそ、瞑想のように、純粋に、自身の心に、丁寧に光を向ける、そんな機会を考えています。あくまでも学びの場であり、一人一人のあるところを静かに振り返る時間でありたいです。
ともすれば、たいへん重くなったり、後悔、嫌悪、断罪の対象になってしまうかもしれない欲望という、心の中の内容物に向かうわけですから、抵抗や躊躇、戸惑い、あるいは恥じらい等を感じるのも普通かと思います。ですから、けっして無理せず、あるいは辛抱強く、ひょっとしたら、おそるおそるかもしれませんが、そんな感じでこのテーマに出会っていただけたらと思います。慈しみの眼差しで触れてみるということかもしれません。
繰り返しになりますが、一般論や、批判、非難のためのものではなくて、一人一人が安心して、ふりかえることのできる場でありたいと思っています。それが、正しい学びであり、瞑想であると信じています。
皆さんのご経験、気になっていること、問うてみたいことなど、メッセージとしていただければ、たいへんありがたく思います。
そして、会を通して、私たちの心、生きているあり方について皆さんと共に学び、理解を深めていけたらと願っています。
────────────────────────────
日時
2024年6月1日(日)
15:30〜18:30 (途中休憩あり、最大延長19:00)
内容
法話、瞑想実践など
参加費
無料
・アクセスに必要なURLは、申込み受付のメールでお伝えします。
【重要】質問やメッセージを書かれる方へ、大切なお願い
・申し込み時の質問やメッセージを後から加筆修正したり、あらたに追加した方は、必ず事務局までご連絡ください。ご連絡がない場合は「こくちーず」のシステムの関係上、申し込み時の状態で師に伝わることがあります。
・参加の申込みは当日まで受付けていますが、質問(加筆修正も含む)はできれば開催日の3、4日前には記入されると、多忙な師が回答を吟味する時間が比較的持てます。質問をする方は、日にちに余裕を持って申込むことをお勧めします。
申込み、お問合わせ
当日の午前10時まで、申込みを受付けます
https://kokc.jp/e/e5c79c424a66fa681cfd44a619fdcc46/
こくちーずプロ・ニャーナラトー師「6月の法話と瞑想の会2025 欲望 〜限りないもの、私の、そして世界の」
0コメント